今年の10枚
選んでみました。順不同です。
Aphex Twin「Syro」
課題で徹夜して寝不足の朝とかによく聴いてました。Aphex Twin 詳しくないし昔のアルバム聴いてそんなにだったけどこれは結構ハマりました。混沌からのaisatsanaで、緩やかに痺れます。。
Baths「Ocean Death」
なんか気づいたら聴きたくなって聴いてたし5曲入りだから短いけど何回もリピートで聴いてた。控えめでタイトな音にせよ切ない歌詞にせよ、わたしにとって異物感?みたいなものが全くなく体に染みてしまった。そんな音だった。
アナログフィッシュ「最近のぼくら」
このアルバムを聴いて改めて、このバンドすごいなと思いました。『Nightfever』に『はなさない』というアンセム…力が抜けているんだけど端の端までセンスがやばいです。腰抜けます。どれくらいかっていうと、“閉めきったウィンドウ 開けたら空だった” っていう歌詞にハッとさせられるくらいすごいです。
Real Estate「Atlas」
1曲目のド頭から最高です。暖かい陽差しが降り注ぐ電車の中でも、涼しい夜風が吹く時間帯にも、体調悪い時でも、とにかく気持ちが良いしよく聴いてました。流れる風と、空気。結んだと思ったら解けた。。そんな音。捨て曲ないです。
LOSTAGE「Guitar」
まぁなんといっても6曲目『Flowers / 路傍の花』の名曲具合ですよね。まわりを固める曲たちも素晴らしいです。わたしはこのアルバムを聴いて、LOSTAGEの音楽にこれからも焦がれていくんだろうなぁと、そう確信しました。
The Pains Of Being Pure At Heart「Days Of Abandon」
なんだかんだでペインズの新譜はちょこちょこ聴いてたから入れました。衝撃はなかったけど普通に良いアルバム。軽やかな気分の時にぴったりです。
きのこ帝国「フェイクワールドワンダーランド」
すっごい聴いたなぁ。昔も好きだけど今も最高だよなぁ。「渦になる」でもこの新譜でも思ったけど、きのこ帝国のもやもやした心象風景の中にある鋭い素直さみたいなものに胸を打たれる。。
Koji Nakamura「Masterpeace」
バラエティーにとんだ作詞家を迎えその魅力と、通して聴くとまとまりも充実感もあるアルバムで溜息がでる。なんかズキューンってきた曲はないっちゃないんだけど、完成度が高いので聴いてて気持ちが良いし純粋にかっこいい。ナカコーです。
ミツメ「ささやき」
今年入ってすぐくらいに初めてミツメの音に出会った。「ささやき」から入ったけれど、すごく好きになって他の盤も全部集めた。1stの「mitsume」はわたしの人生の、心の名盤と言っても過言ではないと思っている。それくらい今年はミツメをよく聴いた。。いつ何度聴いても懐かしいのに普通じゃない気持ちになる。もう何回も言ってるけど、ミツメの『タイムマシン』という曲はわたしの何かの輪郭に緩やかにフィットしてしまって…大袈裟かもしれないけど、出会うべくして出会った音楽な気がしたんです。それくらい大切な曲で、大切なバンドになりました。
阿部芙蓉美「ABEFUYUMI EP」
もうずいぶん彼女の虜なのですが、今年になって初めてインストアライブを見たというのがでかかったです。(そしてなんとサインももらった…手も声も震えた…)このEPはかなりサラッとしてるようで実はディープな大人っぽい1枚だと思います。しかし彼女の独特な気怠い切なさと冷たい美しさは健在です。。惚れます。
振り返ってみると今年は邦楽のほうが断然聴いてた年だった。特にミツメと阿部芙蓉美に限る。この2トップ。
10枚に入れられなかったけど他にめちゃくちゃ好きだったのは、Snowmine「Dialects」ジャケ買いして内容もよかった。Thom Yorke「Tomorrow's Modern Boxes」夜に1人でよく聴いてた。Tycho「Awake」安定のTycho。Bombay Bicycle Club「So Long, See You Tomorrow」発売当初あまりグッと来なかったけど最近聴き直したらやたらハマった。Gotch「Can't Be Forever Young」最後の『Lost』でいつも胸を打たれる。捨て曲ないから通しでかなり聴いた。
あとはART-SCHOOLとかOGRE YOU ASSHOLEとかColdplayの新譜もすごく聴きました。他にもいっぱい聴いて、良いのもあるし思い出せないのもあるなぁ。1年ってあっという間なようで長いのだな。2014年の忘れたくないことを、忘れないようにできるだろうか。
少しでも憶えていたいと、思います。