2017 is ...
今年も選んでみました。全然CDを買っていないしストリーミングもしていないので、選んだというより聴いていた5枚になってしまいましたが。あと今年の中旬に長年愛用していたiPodclassicが壊れて今だ悲しみに暮れています。それではどうぞ、
この2人が一緒になるとこんな胸が詰まる音楽が生みだされるのかという驚きと感動、そして素直に名盤と誇れる奇跡の1枚。ここにいるのに 知らないはずの景色が思い出みたいに蘇って、ここからどこへも行けないのに どこからか壊れていって、その果てへ。無垢な好奇心や切実な気持ちや郷愁が入り乱れる。
Alvvays『Antisocialites』
渋谷タワレコの試聴機で聴いて、一瞬で心奪われてしまった。前半が名曲揃いでとにかく最高だけど、どこか荒々しくて青臭いところも好きだ。特に5曲目「Not My Baby」のイントロは全てを持っていかれてしまって、初めて聴いたときから、あぁ この曲わたしにとって特別な曲だ…と思った。
Geotic『Abysma』
大学時代深夜から朝方にかけて終わらない課題をやりながら耳になじませ時間を止めるように聴いていたrei harakamiを彷彿とさせた。心地よい音しか鳴っていないのに 胸の奥ではざわめきが渦巻いて消えてくれない。閉塞した深夜の頭と澄んだ朝風が混じって、ほんの少し焦る。
SuiseiNoboAz『liquid rainbow』
《今まで一度も傷ついたことなんてなかったような気がする》とにかく説明もつかないくらいわたしには全曲突き抜けて刺さりまくったアルバムでした。同志のような ヒーローのような 綺麗事のような 真実のようなエモーショナルが、泥臭い匂いを纏いながらも瑞々しく鳴っている姿は、何回聴いても涙がでてしまった。結局諦められなくて、信じてるものがある。
LOSTAGE『In Dreams』
僕らは何かにすがらないと生きていけなくて生きていてもやりきれないことばかりで。でも LOSTAGEを聴くと何かにすがりついて やっと自分が立ててたってことに気づく。情けない話なんだけど。2018年、5月の渋谷で会おう。